Nikon NX-D を RAW 画像処理に使用する方法

Nikon NX-Dを使い始める

画像調整を始める前に、ソフトウェアの基本を理解することが重要です。これには、ダウンロード、インストール、ユーザー インターフェイスの操作が含まれます。レイアウトに慣れると、ワークフローが効率化されます。

Nikon NX-Dのダウンロードとインストール

Nikon NX-D は通常、Nikon の公式 Web サイトからダウンロードできます。必ず Nikon のサポート ページにアクセスし、お使いのオペレーティング システム (Windows または macOS) に適したバージョンを見つけてください。画面の指示に従ってインストール プロセスを完了してください。

ユーザーインターフェースの操作

NX-D インターフェースは、いくつかの主要な領域に分かれています。ブラウザ パネルでは、画像を検索して選択できます。編集パネルでは、調整ツールにアクセスできます。プレビュー ウィンドウには、作業中の画像が表示されます。ヒストグラムでは、画像の色調範囲が視覚的に表現されます。

• ブラウザ パネル: RAW 画像ファイルの検索と選択に使用します。
• 編集パネル:画像を調整するためのすべてのツールがここにあります。
• プレビュー ウィンドウ:画像の現在の状態を表示します。
• ヒストグラム:画像内の色調分布をグラフィカルに表現します。

画像のインポートと選択

RAW 画像を処理する最初のステップは、それらを Nikon NX-D にインポートすることです。ソフトウェアを使用すると、コンピューターのファイル システムを参照して、作業する画像を選択できます。インポートすると、画像間を簡単に移動できます。

画像の閲覧

ブラウザ パネルを使用して、NEF ファイルを含むフォルダに移動します。NX-D は、そのフォルダ内の画像のサムネイルを表示します。カメラをコンピュータに直接接続して、メモリ カードを参照することもできます。

編集する画像の選択

サムネイルをクリックして画像を選択します。選択した画像はプレビュー ウィンドウに表示されます。Ctrl キー (または Cmd キー) を押しながらサムネイルをクリックすると、複数の画像を選択できます。これにより、複数の画像に同時に調整を適用できます。

基本的な画像調整

Nikon NX-D には、基本的な画像調整を行うためのさまざまなツールが用意されています。これらの調整は、露出、ホワイト バランス、その他の画像の基本的な側面を修正するために不可欠です。これらのツールを習得することは、最適な結果を得るために不可欠です。

露出補正

露出補正を使用すると、画像を明るくしたり暗くしたりできます。これは、撮影時に露出不足または露出過多になった画像を修正するのに役立ちます。スライダーを調整して露出値を増減します。

ホワイトバランス

ホワイト バランスは、さまざまな照明条件によって生じる色かぶりを修正します。プリセットのホワイト バランス設定 (自動、日光、曇り、蛍光灯、白熱灯など) から選択するか、スポイト ツールを使用して画像内のニュートラル領域を選択できます。温度と色合いのスライダーを使用して、ホワイト バランスを微調整します。

ピクチャーコントロール

ピクチャー コントロール設定を使用すると、画像に定義済みの外観を適用できます。これらの設定は、コントラスト、彩度、シャープネスに影響します。標準、ニュートラル、ビビッド、モノクロ、ポートレートなどのオプションから選択します。これらの設定をカスタマイズして、独自の外観を作成することもできます。

コントラスト、ハイライト、シャドウ

これらのスライダーを使用すると、画像全体のコントラスト、およびハイライトとシャドウの明るさを調整できます。コントラストを上げると画像がより鮮明になり、ハイライトとシャドウを調整すると露出オーバーまたは露出不足の領域の詳細を復元できます。

高度な画像調整

Nikon NX-D は、基本的な調整に加えて、画像を微調整するためのより高度なツールも提供しています。これらのツールを使用すると、色、鮮明度、ノイズ低減を正確に制御できます。これらの設定を試してみると、画像の品質を大幅に向上させることができます。

カラーコントロール

カラー コントロール ツールを使用すると、画像内の個々の色の色相、彩度、輝度を調整できます。これは、色かぶりを修正したり、特定の色を強調したりするのに役立ちます。色の範囲を選択してから、そのプロパティを調整できます。

シャープネス

シャープネス ツールを使用すると、画像の鮮明度を上げることができます。シャープネスを上げすぎると、不要なアーティファクトが生じる可能性があるため、注意してください。シャープネス スライダーを徐々に調整し、結果を注意深く監視してください。画像の種類に応じて、異なるシャープネス手法を使用することを検討してください。

ノイズ低減

ノイズ低減は、特に高 ISO ショットで、画像の粒状感を軽減します。NX-D では、輝度ノイズと色ノイズを個別に制御できます。これらのスライダーを調整して、ディテールを維持しながらノイズを軽減します。ノイズ低減を過度に行うと、画像がぼやけて不自然に見えることがあります。

レンズ補正

NX-D は、周辺減光や色収差などのレンズ歪みを自動的に補正できます。これらの補正は、画像の撮影に使用したレンズに基づきます。これらの補正を有効にすると、全体的な画像品質が向上します。

トリミングと矯正

切り取りと傾き補正は、後処理に不可欠なステップです。切り取りにより画像の構成を改善し、傾き補正により水平の傾きを補正できます。これらのツールは使いやすく、写真の視覚的な魅力を大幅に高めることができます。

切り抜きツール

ツールバーから切り抜きツールを選択します。 保持する領域の上に四角形をドラッグします。 ドロップダウン メニューからプリセットを選択するか、カスタム値を入力して、切り抜きのアスペクト比を調整できます。 Enter キーを押して切り抜きを適用します。

矯正ツール

ツールバーから [直線化] ツールを選択します。画像内の直線になるべき水平または垂直の要素に沿って線を引きます。NX-D は線に合わせて画像を自動的に回転します。必要に応じて角度を手動で調整します。

画像のエクスポート

RAW 画像の処理が完了したら、適切なファイル形式にエクスポートする必要があります。NX-D には、JPEG、TIFF、NEF (調整を適用) など、いくつかのエクスポート オプションがあります。ニーズに最適な形式を選択してください。

エクスポート設定

[ファイル] > [エクスポート] に移動します。ドロップダウン メニューから目的のファイル形式を選択します。品質設定 (JPEG の場合) または圧縮設定 (TIFF の場合) を調整します。出力フォルダーとファイル名を指定します。[エクスポート] をクリックして画像を保存します。

ファイル形式

JPEG: Web での使用や共有に適した圧縮ファイル形式です。TIFF :すべての画像データを保持するロスレス ファイル形式です。印刷やアーカイブに適しています。NEF (調整を適用): NX-D で行った調整が埋め込まれた RAW ファイルのコピーを保存します。